【京都市上京区】同志社大学新町キャンパスの新町祭で、12月11日地元住民と共同で作ったキャンドルアート灯りました。子どもたちも大喜び!
2021年12月11日(土)に行われた京都市上京区の同志社大学新町キャンパスの恒例イベント「第14回新町祭 SAPが贈る笑顔の花束 ~京都1のキャンドルナイト~」では、廃棄されるはずの約2万本のペットボトルが、校舎庭園にキャンドルアートやランプシェード、灯篭となって蘇り、学生らとともに地域の高齢者や子どもたち約350人が幻想的な世界に歓喜しました。
Shinmachi Activate Project(SAP)は、同志社大学新町キャンパスの2千人弱の学生の内、142人が所属する同大学公認の学生団体です。広報部署長の3回生石橋歩実さんは、「コロナ禍で2年間イベントが開催できなかっただけでなく、SAPの活動自体が変わらざるを得なかった。今回はみんなこれまで以上に地域を意識して気合が入りました」と語ります。
SAPでは、営業、広報、デザインなど6部門に分かれて、各々の部署長を中心に取り組みを進めてきました。2021年は緊急事態宣言の解除も受け、地元の老人ホームの高齢者や病院の医療従事者や患者さんを励まそうと、出張キャンドルナイトも開催。室内から見られるようにと、前庭に健康を願う黄色のマリーゴールドを花開かせました。患者さんなどから「日々の楽しみがないからほんまに嬉しかった」との感謝の意が数多く寄せられたと言います。
地域施設部署長を務めた3回生の日野葉月さん(20)、疋田ひよりさん(20)は、「今回の燈篭やランプシェードは、24施設を訪問して、お年寄りや子どもたちと一緒に作りました。寄せられたメッセージカードは1000人になります。」と話します。
デザインを担当した部署長の3回生、弓手日和さん、平田愛佳さんによると、「笑顔を贈るを表すため、両手で花を差し出している様子をリアルに表現するのに一番苦労しました。他にも工夫がたくさんある」と言います。初めて取り組みに参加した1回生の小林桃華さんは、「ペットボトルの白塗りには今日の朝までかかったんですよ。やっとみんなと一緒にできて、こんなにたくさんの人たちに見てもらえてほんとに嬉しい」とコロナ禍でキャンパスにすら通えない時期もあっただけに喜びもひとしおの様子でした。
SAP代表で3回生の輪島紬さん(21)は、「やっといろんな取り組みができる、そんな思いです。もっともっと上京区を盛り上げるため、後輩たちにこの取り組みを継承していきたいです」と語ってくれました。若い人たちの健全な思いを応援したいですね。
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