【京都市上京区】北野の天神さんで梅便り お正月にお茶と一緒に飲むと良い縁起物の大福梅も授与しています
早くも梅便りが届きました。学問の神様として知られ、受験生などに絶大な人気を誇る上京区の北野天満宮には、境内に1500本50種の梅が植樹されています。その内、雲龍梅と呼ばれる最も早咲きの梅が、2021年12月20日に開花しました。本殿の北側にある地主神社と老松社の間にあります。それでも例年より2週間ほど遅い開花だと言います。
この地主神社は、祭神は「天神地祇」、「続日本後紀」には「承和3年(836年、菅原道真生誕の9年前)2月1日、遣唐使のために天神地祇(てんじんちぎ)を北野に祭る」と記録されていて、北野天満宮の創建以前より鎮座していた神社です。地主神社の現社殿は、豊臣秀頼の造営で、由緒、規模とも天満宮第一の摂社です。
実は神社の社殿というのは、楼門の先に真っすぐ建てられるもの。ところが北野天満宮の本殿は「筋違いの本殿」と呼ばれ、楼門の先に地主神社があり、本殿はやや西よりにずらして建てられているんです。天神さんの七不思議の一つです。
境内で授与されている、お正月にお茶と一緒に飲むと一年を通じて無病息災でいられるとされている縁起物の大福梅も、この12月25日に行われる「終い天神」までで、無くなり次第授与終了とのことですのでお早めに!
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