【京都市上京区】まだ間に合います、西陣の緑の桜を愛でたあとに、究極の親子丼を食べて、晩春の京を楽しんでください!西陣聖天 鳥岩楼
今年は桜の開花が早くて、京都もシーズン終了の感がありますね。原谷苑、大原三千院あたりで遅咲きの桜がもう少し楽しめるといったところでしょうか。
(2021年4月7日現在)
閑静な町家群の中にひっそりと佇む、ここ雨宝院、通称西陣聖天は、弘法大師が大聖歓喜天を奉ったことが始まりの由緒ある寺院。応仁の戦乱で荒廃してしまいましたが、かつては東寺とともに皇城鎮護として栄えた大伽藍でした。藤原時代の千手観音像が安置されていて、「西陣の聖天さん」として地元の方々に親しまれています。
境内では歓喜桜や松月桜が見ごろを迎えています。さらに有名なのが、御衣黄という緑色の桜です。綺麗な緑の花びらが咲き誇っていました。
(2021年4月7日現在)
雨宝院で桜を堪能した後に訪れたいのが、一筋南にある、鳥岩楼ですね。築100年を超える京町家で営業する鶏料理の老舗ですが、お昼は親子丼のみ。
これがまた、半熟のとろとろ卵、さらにのっているうずらの生卵とプリプリの歯ごたえある、朝びきの新鮮な鶏肉が交じり合って究極のおいしさです。値段も900円とリーズナブル。さらに、鶏ガラを長時間煮込んでつくる、飲みやすいスープが出てくるのも嬉しいところです。
連日行列ができていた鳥岩楼さんも、このご時世で、テイクアウトも始められています。究極の親子丼がおうちで食べられるチャンスですよ。