時は平安時代、まだ物の怪や妖怪たちが世にあふれていた時代、夜な夜な人の手を切り落とし食っていたという䯛斩(うできり)童子なる妖怪が現代に封印を解かれ、2021年の6月12日、13日の両日に二条城前のビジネスホテルを占拠してしまった。可憐なる妖封師とともに三つのミッションをクリアして、蘇った䯛斩童子を封印しよう。

京都堀川イン提供

　ビジネスホテルの京都堀川インが主催して、地元の商店街や地元企業、ミュージアム、コスプレイヤーらの協力のもと、2日間限定で２Fフロアーをすべてお化け屋敷にしてしまうイベントが地域で話題になっています。企画運営は、三条会商店街内のギャラリー幹(河野幹生代表)が担当しました。

京都堀川イン提供

　ギャラリー幹、京都国際漫画ミュージアム、京都堀川インの御印をあつめるとガラガラ抽選会に参加でき、ミュージアムや映画館の招待券、商店街内の金券などが当たるスタンプラリーや手作り市場なども同時に開催されます。

　京都堀川インの川西喜昭代表取締役副社長は、「コロナ禍でホテルの在り方も見直される中、なんとか地域を盛り上げたいと、地元のみなさんと昨年より企画を進めてきました。京都府とも協議し、感染症対策に万全を期し、安心してご来場いただける環境を整えて開催いたします」と語ってくださいました。

「䯛斩童子の怪」の会場は、まだキャラクターがいませんでしたが、それでも身が震えるほどの怖さがありました。但し、子供向けの演出も用意されています。ご来場の方は、くれぐれも感染症対策と覚悟の上でお越しください。

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