【京都市東山区】2021年の「今年の漢字」公募が始まります！10月27日からは、歴代現書が展示されています。　あなたの生まれた年の漢字は？

　その年の世相を表すとして毎年話題となる「今年の漢字」ですが、今年もその季節がやってきました。2021年も12月13日に清水寺の舞台で、貫主によって揮毫されます。去年は「密」でしたね。11月1日からは、主宰する日本漢字能力検定協会によって、「今年の漢字」の応募がネットやはがき、書店や図書館などの応募箱などによって開始されます。

　それに先立ち2021年10月27日（水）～2022年2月13日（日）まで、祇園の漢字ミュージアムでは、1995年に開始以来の実際に書かれた大書現物を当時のニュース記事とともに展示しています。12月23日からは、2021年の漢字の現書も展示に加わります。

　漢検漢字博物館・図書館の塩見優子広報担当によると、「今年は、歴代26枚の大書をすべて展示しています。修学旅行生や若い方々が自分の生まれた年の書の前で記念撮影をしたり、成人の方々が昔の書とニュースを懐かしそうに見つめたりしています。親子三世代が楽しめると思います」と言います。

　一端を紹介すると、今年の漢字が始まった1995年は「震」、阪神淡路大震災やオウム真理教事件、金融機関の崩壊などがありました。2011年は「絆」、東日本大震災の年、身近な人との絆を再確認した年でした。これまで3回採用されている「金」はいずれもシドニー、ロンドン、リオとオリンピックが開かれた年でした。