【京都】新京極通にある不思議な坂道、通称『たらたら坂』
京都市中京区の河原町通と寺町通の間にあり、三条通から四条通までの約500mの南北の通りにある「新京極通」
三条通から新京極へ南に曲がると南にカクンと落ちるような坂があります。こちらの坂、通称『たらたら坂』と呼ばれています!
その昔、坂を下るときにかかとに草履が当たって「たらたら」と音がするからついた名称といわれてます!
なぜこのような場所に坂が出来たのか??
1590年(天正18年)に豊臣秀吉が三条大橋を改修したとき、三条通を寺町通から橋まで延長させましたが、鴨川の河原を通る部分がぬかるまないように三条通をまっすぐに作ったそうです。このときに三条通と河原の高さにずれが生じてしまいました。
そして時がたち、1872年(明治5年)京都府によって、河原だったところに新京極通が誕生。この際、高低差をカバーするために現在のような坂道ができたというわけです!
普段何気なく通っていた場所だったので、深い歴史があるとは知りませんでした。皆さんも新京極へお越しの際は「たらたら坂」を体感してみてはいかがでしょうか?