【京都市上京区】幽霊子育飴伝承の寺でしだれざくらが見ごろを迎えています。立本寺
北野の鬼子母神様で親しまれる上京区七本松通の立本寺で、本堂前のしだれざくらを始め、境内の桜が見ごろを迎えています。
桜の名所として少しずつ知られるようになってきましたが、まだまだ穴場ですので、訪れる人も少なく、静かに鑑賞できますよ。
立本寺には、上方落語にもなっている「幽霊子育飴」の伝承があります。
出町柳の飴屋に毎夜飴を買いに来る青白い顔をした若い女性がいたんだそうな。不思議に思った飴屋の主人が後をつけると立本寺の墓でふっと姿を消してしまいます。 墓から赤ん坊の泣き声が聞こえたので、掘り返してみると、女の亡骸の傍らで飴をなめている赤子が発見されたという話。実はこのとき助け出された赤子が、この立本寺の二十世日審上人だと言うんですね。
寺務所では、実際にその、幽霊子育飴を買い求めることができます。ちょっとした京の土産話にお一ついかがですか!
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