【京都市上京区】京都で最も古い寺院、国宝の千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)本堂前の阿亀桜が見ごろを迎えています。

千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)本堂前の阿亀桜が見ごろを迎えています。

本堂前の阿亀桜

(2021年3月29日現在)

千本釈迦堂の正式な名前は大報恩寺。創建はなんと1227年と言いますから、770年前の鎌倉時代です。応仁の乱の戦火もまぬがれた本堂は、国宝にも指定され、京都で最も古い寺院です。

本堂は、国宝

この本堂が建築された時の逸話があります。棟梁に任命された長井飛騨守高次は、間違えて大切な柱の一本を短く切り落としてしまいました。困り果てた高次に、他の材木も切りそろえ、枡組という技法で継ぎ足すように助言し、夫の窮地を救ったのが妻の阿亀(おかめ)でした。

夫の窮地を救った妻の阿亀

しかし、夫の名誉を慮った阿亀は、上棟式の前日に自害してしまいます。阿亀の徳を偲んで、永く続く頑丈な建物となるようにと境内には阿亀像が安置されています。

また、後に続く戦乱の時代でも、大報恩寺だけは災難を免れ、創建当時のまま残った事から、災難厄除を祈る建築関係者の参拝や、阿亀の徳にあやかって縁結びや夫婦円満を祈願する女性の参拝が続いています。

大報恩寺

 

 

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