【京都市東山区】格式のたか~いお寺さんで、牡丹の花が咲いていました。そろそろ終宴のようです。建仁寺法堂
祇園のお茶屋街を抜け、歌舞練場を過ぎて歩くと突き当りに建仁寺の北門が見えてきます。
境内のほぼ中央に位置する建仁寺の法堂の周りには多種多様の牡丹が植えられていて、この時期、赤、白、紫、黄と色とりどりの大輪の花が咲き誇ります。今年は開花が早くて、すでに満開、そろそろ終宴となりそうな感じでした。牡丹の大きく豪華な花は、「百花の王」と呼ばれています。
(2021年4月14日現在)
俵屋宗達の風神雷神図屏風などでも名高い「建仁寺」は、建仁2年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し、栄西(ようざい)禅師を開山として建立されました。さて、多くの宗派の総本山が集結する京都ですが、元号を寺名に冠する寺院は3つしかありません。
日本宗教の母山と言われる延暦寺、宇多天皇が開基した仁和寺、そして建仁寺は、天台・密教・禅の三宗兼学の道場ということで、元号を寺名にすることが許されました。それだけ格式のたか~い寺院ということができます。
(2021年4月14日現在)
厳かに百花の王を鑑賞してみてください。但し、早めにね!