【京都市中京区、下京区】鴨川の納涼床の工事が始まっていました。かわゆかORかわどこ どっち ?

 京都の夏の風物詩、納涼床の仮設工事が鴨川沿いのあちこちの店舗で始まっています。

川床の工事

 京都市でまん延防止重点措置が取られる中での厳しい状況ですが、開放的空間ということもあり、どの店舗も例年通り5月1日から9月30日まで出店されるようです。何人かの店主さんから、「国や府市のガイドラインに沿って感染症対策を万全にして開催します」との声が聞かれました。

鴨川の床は例年通り

 鴨川の床は、安土桃山時代から江戸時代にかけて、京の豪商たちが河原に茶店を出したのが起源と言われていて、その後、茶屋が中州に床几を並べたり、店に固定した床が登場してきます。当時は「河原の涼み」と呼ばれていました。

「河原の涼み」

 現在は、月によって「皐月の床」(5月)、「本床」(6月~8月)、「後涼み」(9月)と呼称されています。二条から五条にかけて、100軒近くの店が並び、京料理から中華、フレンチ、イタリアン、焼肉、カフェなど納涼床を楽しめる店舗も多彩です。

納涼床の仮設工事

 ところで読み方は、「かわゆか」「かわどこ」どっちが正しいの?とよく聞かれます。諸説ありますが、鴨川の床は「ゆか」、貴船などの床は「とこ」と呼ぶのが一般的なのだとか。

 楽しみですね!早くコロナ収まってほしいですね。後涼みあたりはほんとに涼しくて最高なんですけど。

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