京都府全域への新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言発出(2021年4月25日から5月11日まで)による休業要請を受け、市内の大型商業施設が続々と休業を発表しています。飲食店なども休業、酒類提供の取りやめなど対応に追われています。

　住友不動産は、ゴールデンウイーク突入日に合わせ、2021年4月29日(祝)から開業を予定していた、家電量販店エディオンを中心とする大型商業施設「京都河原町ガーデン」の開業延期を発表しました。

　 阪急百貨店廃業からマルイ閉店へと続いた跡地、四条河原町の南東に完成した同施設は、地下一階から6階までをエディオンが占め、7階から8階に13店舗からなるFOOD HALL 、イベントスペースや特設展示ブースなども設けて準備を進めていましたが、開業目前での延期となりました。

　京都駅ビルの伊勢丹や藤井大丸なども一部の生活関連店舗を除いて、全館休業を決定、二条駅のBIVI二条や烏丸三条の新風館などもテイクアウトなど一部を除いて休業しています。壬生温泉はなの湯も休業となっています。

　中央図書館はネット予約や郵送による貸し出し、貸出期間の延長などで対応するとのこと、京都市内の寺社仏閣は、ほとんどがイベントは中止しますが、通常通りの拝観が可能となっています。

　上京区、下京区、東山区、中京区で休業となる施設は他に、京都御所・二条城・京都国際マンガミュージアム・京都文化博物館・京都鉄道博物館・京都総合観光案内所・京都市水族館・京都芸術センター・南座などとなります。

　木屋町で4月開業を予定していたラーメン店の店主は、「大変な時期であることは分かってやっているが、さすがに開業の目途がいつになるかわからなくなった」と困惑した様子で話していました。

　ほんとに早くあたりまえの日常が戻るように願うばかりですね。

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