【京都市中京区】ふらっと立ち寄った蕎麦屋さんで見つけた夏にふさわしいさっぱりすだち蕎麦 蕎麦 たつ市
二条城の大政奉還の舞台への特別入室で普段は見られない景色を観覧した後に、余韻に浸りながら堀川沿いを歩いていました。ANAクラウンプラザホテルの東側にひっそりと佇む町家が蕎麦屋になっていました。
「蕎麦 たつ市」は2020年の7月26日にオープンしました。以前は穴子専門店のNORESORE京都本店があったところです。内装は梁や吹き抜けなどはそのままのようです。広々としてゆったりできる雰囲気です。素敵な床間は地元の花屋さんのしつらえなのだとか。
最初に蕎麦湯がすっと出されました。それだけでもほっと一息感が出ます。棚にはいろんな種類の蕎麦猪口が並べてあって、好きなものを選ぶこともできます。
備長炭で塩焼きにした鮎や小鮎の天ぷら、南蛮漬け、ハモの天ぷらなどの一品もの、蕎麦屋の出汁おでん、伝助穴子重、蕎麦も、にしん蕎麦、鴨と九条ネギのつけ汁蕎麦はじめ、たくさんあるメニューの中から、この時期人気だという「すだち蕎麦」を頼みました。
店主があちこち食べ歩いて見つけたという、そば処埼玉の二・八蕎麦は、かなり細めの麺ですが、しっかりとしたもっちり感はあるのに、のどにつるつる入るのが良いですね。この細さに秘密があるのだとか。散りばめられたすだちが一層の清涼感を醸し出します。
三条商店街の「あみたつ」の姉妹店だそうで、お酒もいろいろ揃っていますので、ぜひ散歩がてらお越しください。