【京都市中京区】欲しい本見つかるかも。一般古書からプレミア古書や昔のポスター、大正時代の紙物宣伝物まで京の街中で即売会がひらかれています。
京都には、百数十件の古本屋さんがあります。古書市なども盛んで、京都三大古書市と言われる、春のみやこメッセ(左京区)、夏の下賀茂神社(左京区)、秋の知恩寺(左京区)などが知られます。
いずれも全国から古書ファンや観光客が訪れる人気イベントですが、京都市内中心街からは離れているのも事実。街中でも古書市をと始まったのが、2021年で5回目となる「京都まちなか古本市」です。10月8日(金)から10日(日)まで、高倉通夷川上ルにある京都古書会館で開催されています。
今年も、京都まちなか古本市開催いたします。
2021年10月8日(金)、9日(土)、10日(日)
午前10時~午後5時まで
於 京都古書会館1階※諸般の事情により、やむを得ず中止となる場合もあります。その際は当アカウントにてお知らせいたします。 pic.twitter.com/7JKPVdXmpJ
— 京都まちなか古本市 (@koshomachinaka) September 22, 2021
今年は「地域に根差した書籍を」とのコンセプトの下に13店舗が出店、日本や海外の文学、美術、仏教、歴史、哲学、京都本、映画ポスターやパンフレットなど各書店の得意分野の古書が即売されています。
2021年の幹事店となる福田屋書店(百万遍)店主の小林弘幸さんによると、「熱心な古書ファンは、欲しい本をもとめて全国の古本市をめぐる方や、市そのものを楽しみにして毎年かかさず来られる方もいはります。1000人を超えて来場されるようになってきました。今年は地元の方々にも楽しんでもらいたい」と話します。
店内を案内していただくと、たくさんの一般古書はもとより、大正時代に千代紙で作られた西六條のお店の紙物宣伝物や明治の選挙ポスター、昭和初期の婦人雑誌や、現代アートの写真集など、貴重な資料や新品では手の出しにくい高価な商品まで揃っています。
入場時の検温や消毒、一度の入場規制など新型コロナウイルス感染症対策も徹底して開催されていますが、お出かけの際はマスク着用でお願いしますね。