【京都市東山区】福原遥さんが、佐々木蔵之介さんが走った！木曜ドラマ「ＩＰ〜サイバー捜査班」のロケ地を聖地巡礼しました。

　「富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町（ぽんとちょう）に降る雪も、雪に変わりはないじゃなし、とけて流れりゃ皆同じ……」とお座敷小唄に歌われた京都五花街の一つ先斗町、今は川床なども有する料理店が多く軒を連ねています。といっても最近ではこの唄も昔すぎて、知らない人の方が多いようですね。

　この通りも良くロケ地に使われます。木曜ドラマ「ＩＰ〜サイバー捜査班」の第一話や第五話で佐々木蔵之介さんが演じる安洛一誠が自転車で訪問した通りと鱧を食べに行ったお店もこちらにあります。杉本哲太さんの演じる平塚栄太郎とのパパ友会もありましたね。

　また、警官の制服を使用して逃走した被疑者の木沢を、大勢の警察官に惑わされながら、古宮山絆役の福原遥さんと多和田昭平役の間宮祥太朗さんが必死に探すシーンに出てきたのは、祇園辰巳大明神でした。

　御所の辰巳の方角の守護神として祀られた辰巳大明神は、祇園の芸妓はんや舞妓はんから芸事の上達を願う神として崇敬されています。ドラマの背景などで芸舞妓はんがお参りしている様子がよく映りますね。

　さて、すぐ北側に巽橋があります。巽橋には狸が住んでいて、橋を渡る人を騙して川の中を渡らせるといういたずらをするので、近辺の人たちが狸を祀る祠を建てるといたずらをしなくなったとの伝承があります。第二話で、田沼と春菜がキスした場所がこの巽橋です。

　また、同じ第二話で、福原遥さんが、ぼんちおさむさん演じる土屋から、国生さゆりさん演じる置屋の女将・宮原涼花に妹・春菜がいることを聞き出した場所に映っていたのは八坂神社でしたね。

　まだまだありますが、東映や松竹の撮影所もあり、相変わらず京都の風景はドラマロケ地に最適のようですね。