【京都市中京区】最近京の街中で見かけるようになったモバイル屋台って何? ミニイベントでも活躍中!
秋深まる2021年11月3日に、堀川通り蛸薬師にある堀川高校グランド前の広い歩道で、テントやテーブルなどが並べられ、堀川みどりのまちづくり会主催の「ほりかわまち庭カフェ」が開催されていました。
天水バケツプロジェクトの実演、バガボンさんのわら編み教室、美山の花ちゃんのお茶とお菓子、ホップ楽団も登場して、参加者は和やかに過ごしていました。自転車の荷台に可愛い屋台で参加したのは、「エビバデ京ほっぷ」の橋本千恵代表です。中京区役所の屋上で育てたビール原料のホップで煮出したお茶のふるまいをしました。
ところで、この屋台、モバイル屋台と言って、京都の小さなイベントなどで最近よく見かけるようになりました。元々、橋本さんが京の街づくりの仲間とともに、コロナ禍でもこちらから気軽に出かけて、屋台を開けるようにと開発したのだそう。大工さんのやりくり箱を改良して、自転車の荷台にピッタリハマります。ミニカフェとして、チラシを置いたり、子どもたちのお店体験に使われたことも。いつでもどこでもミニイベントができる優れものです。
10月末に行われた京都三条会商店街界隈のハロウインイベントにも、少し大きめのタイプが登場しました。こちらは、地域と福祉のつながりなどを研究している花園大学深川ゼミに所属する写真部の学生さんたちが、橋本さんのグループに紹介してもらい取り組みを始めたもの。
MOCA(モバイル屋台カメラ)の八木亜錦代表(21)は、「こういう時代でもこちらから気軽に屋台を持ってイベントや地域に出かけていけるので、フィールドワークの一環としていいなあって始めました。紙芝居や本の読み聞かせ、コーヒーなどちょっとした飲食販売もできるので便利ですよ」と話します。少しずつモバイル屋台の輪が広がっています。出張希望や気になる方はインスタのDMまで。