【京都市】2022年寅年の初詣に縁起を担ぐ寺社はどこに行く? 正月用寅グッズも売れ行き好調。お早めにご準備を!
2021年も残すところ後10日となってきました。来年は寅年です。関西人にとっては阪神タイガースの影響もあって、ひと際思い入れがあるようです。そんな中、巷では寅グッズの売れ行きが好調のようです。
中京区の京都三条会商店街にある和雑貨 ペーパーアイテムの「京都かみんぐ」では、お正月用のお年玉袋が売れています。店主によると「コロナ禍だったこの二年は家族や友人宅への訪問も控えられていたのでさっぱりやったけど、今年は好調やな」と言います。人気商品は品切れの可能性もありますので、急いだ方がいいかも。
中京区の新京極商店街の老舗土産店「京のふるさと」でも、「正月用の寅の置物がよく売れてますよ。並べていた半分はすでに売れたんですよ。関西の人は阪神(阪神タイガース)への思い入れもあるから来年はなおさらかも」と期待を寄せます。
さて、2022年寅年の縁起を担ぐ寺社はどこにあるでしょうか? 寅というと、毘沙門天が現れたのが「寅年・寅日・寅刻」だったとされることから、毘沙門天の使いと言われます。また京都は四神相応で造営された平安京が大元になっていますから、西の神様「白虎」はどこか? ご紹介しますね。
東山区にある京都最古の禅寺・建仁寺の塔頭両足院には、毘沙門天をまつる毘沙門天堂があります。毘沙門天は多聞天ともいい、四天王のひとつ。北方の守護神です。両足院の毘沙門天堂には口をぱっかり開いた阿形(あぎょう)と、口を結んだ吽形(うんぎょう)の狛犬ならず狛寅が安置され、寅のおみくじなども「可愛い」と人気です。
さて、この両足院の毘沙門天は、もとは鞍馬寺の毘沙門天像の胎内仏だったと言います。京都市の北の果て、京都市左京区鞍馬本町にある鞍馬寺は1200 年以上の歴史を持ち、史実との関りや多くの伝説が残る霊山で、来年の干支である虎が毘沙門天の使いとして神獣とされています。ここにも狛寅が安置されています。
ちなみに大みそかには鞍馬寺でご祈祷した蕎麦粉を使った年越しそば108食が河原町三条の「紡dining」で無料配布されます。先着順お早めに。
西の白虎は、西京区の松尾大社となります。大きな酒徳利が飾られた神門が目を引きます。酒造りの神様としても知られます。2021年12月20日に参拝するとすでに大きな寅の絵馬が飾られていました。白虎のご朱印がしていただけるのと白虎おみくじが可愛いと人気です。2022年の初詣は大勢の人出が予想されますね。
新型コロナ対策と寒さ対策をしっかりしてお出かけくださいね!