【京都市中京区】生け花発祥の地で春のいけばな展、境内のしだれざくらも見ごろです。六角堂
全国に広がる華道家元池坊の中で最高の教育機関とされる「池坊中央研修学院」による春のいけばな展が中京区の六角堂で始まっています。(2021年3月19日~22日) 日本有数の華道家達が一堂に会し、約600作品が展示されています。
六角堂は、正式には紫雲山頂法寺といい、本堂の形が六角形であることから、ふるくより「六角堂」「六角さん」の通称で知られ、親しまれています。587年に聖徳太子によって創建されたと伝えられ、代々華道家元池坊が住職を務め、いけばな発祥の地としても知られています。
応仁の乱の後は、京の都は上京と下京に分かれましたが、六角堂は下京の町堂として町衆の信仰を集め、集会所や公民館のような機能も果たしていました。
(2021年3月19日現在)
境内にある、しだれざくらは御幸桜と言い、最初は白色の花を咲かせ、日照とともに徐々にピンクに色付いていくのが特徴です。すでに見ごろが近づいていました。
(2021年3月19日現在)
京都の真ん中、オフィス街の中にある市井の山居(市中にありながら山里の草庵を思わせる風情)の醍醐味をぜひ味わってくださいね!